戦略記事

ブロッカー攻防論

何回止められるかではなく、その後のターンまで設計する

執筆: めし / 公開: 2026年6月23日 / 更新: 2026年8月18日
検証元: デュエスタ収録カード本文・一人回し現行実装

ブロックの基本処理

相手のクリーチャーが攻撃したとき、アンタップしている自分のブロッカーをタップすると、その攻撃先をブロッカーへ変更してバトルします。ブロッカーがタップ済みならブロックできません。

召喚酔いは「攻撃できない」制限であり、ブロックを禁止しません。自分のターンに召喚したブロッカーは、相手の次のターンにアンタップしていればブロックできます。ただし、相手の攻撃を見てから通常召喚できるわけではありません。攻撃中に場へ出せるのは、S・トリガーなどカード効果が許す場合に限られます。

また、ブロッカーの中には「相手プレイヤーを攻撃できない」「攻撃できない」「バトル後に破壊される」などの追加条件があります。「ブロッカー」と書かれているだけで同じ役割だと考えず、本文の残りも確認してください。

基本編だけでも役割は違う

《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》/《アクア・ガード》

どちらも1コスト・パワー2000のブロッカーです。早いターンに置けるため、速攻へ1回分の猶予を作ります。前者は相手プレイヤーを攻撃できず、後者は攻撃そのものができません。

《ブラッディ・イヤリング》

2コスト・パワー4000の闇ブロッカーですが、バトルに勝ってもバトル後に墓地へ置かれます。高いパワーと引き換えに、盤面へ残り続ける壁ではありません。

《アクア・バウンザー》

6コスト・パワー1000のブロッカーで、登場時に場のクリーチャー1体を持ち主の手札へ戻せます。ブロック前に盤面へ干渉できるため、単純な壁とは違う価値があります。

《アクア・ハルカス》と《アクア・サーファー》は、どちらもブロッカーではありません。前者は登場時ドロー、後者はS・トリガーとバウンスを持つクリーチャーです。カードの役割は名前や文明ではなく、本文で判断します。

攻撃側の突破手段

  • 先に除去する: 《クリムゾン・ワイバーン》の登場時能力や除去呪文で、攻撃前に通路を作ります。
  • ブロックさせない: 《クリスタル・ランサー》のような「ブロックされない」能力で直接攻撃します。
  • タップさせる: 《守護聖天ラルバ・ギア》の登場時能力などで相手のブロッカーをタップすれば、そのターンはブロックできません。
  • 複数回攻撃する: ブロッカー1体は通常1回のブロックでタップします。必要打点だけでなく、ブロックされる回数を足して攻撃順を決めます。
  • スレイヤーを当てる: パワーで勝てなくても、バトルした相手を破壊する能力で守りの要を交換できます。

「ブロッカー対策を何枚入れるか」に万能な数字はありません。対策カードが通常の相手にも使えるか、引いたターンに攻撃までつながるかを一人回しで確かめる方が実戦的です。

受ける側の検証方法

  1. 一人回しの対人モードで、片側に調整中のデッキ、もう片側に速攻系サンプルを置く。
  2. ブロッカーを引けたかだけでなく、「何ターン延びたか」「延びたターンに何をしたか」を記録する。
  3. 壁を出しても勝ち筋へ届かなかった場合は、ブロッカーの枚数を増やす前に、ドローやフィニッシャーとの接続を見直す。

ブロッカーは勝利条件ではなく、勝利条件へ到達する時間を買うカードです。1回止めた後に手札も盤面も尽きるなら、その1枠が本当に必要かを再検討します。

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